『黒バスアンソロジーMVP番外編ハナミヤ+カレシ』
（帯付き、初版）です。

強豪 霧崎第一高校バスケ部の選手、主将、監督、
木吉鉄平と同じ 無冠の五将の1人で〈悪童〉、
高校2年生、ポジションPG、背番号4番、
身長179cm、誕生日1月12日、やぎ座、AB型、
好物 カカオ100％チョコレート、趣味 読書、
高IQゲス野郎、黒髪色白マロ眉、CV福山潤の、
《花宮真》の恋人視点を、堪能できる短編集です。

閲覧者の視点と、作品描写の視点が、
一致するように描かれている漫画であり、
多様な状況下での恋人・花宮真が描かれています。

花宮の好きなタイプ（公式設定）が〈頭悪い女〉で、
その事実が反映されている為か、
書の中では、猫かぶりモードの花宮との対話でなく、
こちら（読者）を見下すような彼の〝素〟の言動、
その中に垣間見える、情愛の描写が散見されます。

自分の脳内では、男女交際する花宮真は、
持ち前の外面の良さで、世間知らずな箱入り娘を、
「花宮くんはゲスじゃない！」と認識させるまで欺き、
自らの掌の上で転がしそうだなと思っておりますが、
本書では、相手に対して素直になれなかったり、
焦ったり、照れたり、嫉妬したりと、
恋愛偏差値の高くない、10代の若さ溢れる花宮や、
こちらの好意を汲み取り、気を許した距離感で、
お馴染みの「バァカ♡」を炸裂、悪態をつきつつも、
彼なりの愛情表現をかます、一枚上手な花宮など、
描き手の方々による様々な花宮真の解釈を、
彼の夢女子でない人間でも楽しめます。

花宮真という作品屈指のゲスの魅力を引き出す
最大の原因の男・木吉鉄平は登場しませんが、
花宮のゲス仲間である 霧崎第一バスケ部メンバーの
原一哉、瀬戸健太郎、古橋康次郎、山崎弘が、
裏表紙及び本編にちょこちょこ登場するのと、
公式の人気投票 ベストコンビ部門において、
花宮と8位を飾った今吉翔一（花宮の中学の先輩）の
登場エピソードが収録されています。

通読後、暗所にて保管しておりましたので、
外観、中身共に色あせや目立った傷や汚れなく、
綺麗な状態です。

初版 帯付きなので、現在入手困難だと思います。

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