日本では茶玩という名前が一般的になっている紫砂などで作られた小さな置物です。中国語では「茶宠（茶寵）」といい、茶壺同様コレクション価値の高い品物として知られています。茶玩は、中国で縁起物と考えられているものがほとんどです。



これは蒋菊芳氏＊の全ハンドメードの作品でまるで生きているかのような緻密で精緻な亀の造形作品です。亀は通常甲羅からちょっと顔をだしていますが、亀の首は動き首を伸ばす事もできます。



亀は長寿の象徴です。亀は山や川の霊気を吸収できるため長生きすると言われています。高齢者の家に亀を飼うのが最適です。科学者たちはまた、研究を通じて亀の長寿の理由は、細胞分裂の世代数が他の動物の細胞よりもはるかに多いためであることを発見しました。一般的に人間は約50世代しかありませんが、亀は110世代に達することができます。『古文志』には「龍が9人の息子を産むとき、必ず亀がいる」という記録があります。伝説によると、亀は重い荷物を運ぶのが得意なので、石碑の台座に描かれています。しかし時には亀の形に彫られる人もいますが、普通の亀とは異なり、鼻孔にひげがあり龍亀のイメージの変形かもしれません。亀は誰もが知っている縁起の良い動物の1つです。机の上に亀を置くと、人間関係や仕事が順調になり、所持している人の人気が高まります。また、リビングルームの縁起の良い位置に置いて、お互いを引き立て合うこともできます。



＊蒋菊芳氏（女）：国家美術工芸家、上級美術工芸家、国家上級技術者、紫砂芸術監督。 1974年江蘇省宜興市生まれ、1991年第五紫砂工芸工場に入りその後上海美術学院に入学、多くの専門家や教授の指導の下、工芸技術とデザイン理論を体系的に学びました。 2012年無錫人事局から「国家工芸芸術家」の称号を授与されました。 蒋菊芳氏は中国陶磁器産業協会の会員で、また宜興市陶磁器彫刻協会の副事務局長です。彫刻と紫砂の鉢を組み合わせた作品を得意としています。鉢の芸術と彫刻の制作を統合した多様な作品を制作しています。彼女の作品は国内外のコレクターから高い評価を得ており、数々の賞を受賞しています。



仕様：長さ約11cm、幅7.5cm、高さ4.3cm

材料：段泥

作成：全ハンドメイド

専用箱付。