小野田實 画集
「MINORU ONODA」
Anne Mosseri-Morlio / Astrid Handa-Gagnard 編
2019年 初版
Scheidegger & Spiess

◆◆詳細◆◆
小野田實は、「具体」のメンバーとして最もよく知られている。「具体」は、当時の美術の硬直的で反動的なイデオロギーに異議を唱え、物質、時間、空間の関係を再定義する新たなイデオロギーを打ち出した、戦後初のラディカルな芸術運動である。小野田は「具体」の開始と同時に、反復の概念に魅了され、徐々に増えていく点と有機的に成長する形が融合した絵画やドローイングを制作した。しかし、欧米では小野田の初期と後期の作品についてはあまり知られていない。

本書は小野田實のスケッチブックや完成作品を掘り起こし、1960年代の大阪美術学校や大阪美術学校での芸術教育から、1972年の「具体」解散後の、モノクロームでよりコンセプチュアルな作風へと移行する晩年の作品まで、彼の創作過程を時系列的に探っている。エドワード・M・ゴメス、アストリッド・ハンダ＝ガニャール、平井昭一、川崎宏一、松谷武判による批評的エッセイに加え、175点のフルカラーイラストを掲載。


◆◆仕様◆◆
洋書 英語
現代美術 アート 具体美術協会 前衛 GUTAI
画集 作品集 図録
ハードカバー
30.5 x 24.5 cm
230ページ

◆◆状態◆◆
表紙に経年による薄スレが少しある程度
ページ端に薄ヤケが少し

#本 #アンフォルメル #小野田實 #具体 #具体美術協会