こちらは、坂本龍一や小室哲哉、

ジャズミュージシャンの Chick Coreaや、

帝王 Miles Davisと Jaco Pastriusの相棒、

Weather Reportのリーダー Joe Zawinul、

星野源のおんがくこうろんでも特集された

Keith Jarrettなど、



錚々たるミュージシャンたちに直接取材し、

彼らの直筆の譜面を通して、

その作曲論を深く聞き出すことで

コアな音楽ファンの間では伝説的存在となっている

山下邦彦さんの大変貴重な著書、

『坂本龍一・音楽史』です。





この本は、坂本龍一氏が生まれてから

これが出版された90年代までの間に、



「坂本氏がどんな音楽を聴き、どんな本を読み、

どんな経験を経て、

あの名曲たちが作られたのか」という、

坂本龍一の思考や脳内そのものに迫ろうという

あまりにも驚異的なドキュメンタリー。



坂本氏のインタビューをすべて読み返すなど、

信じられないほど緻密で複雑な

取材の結果が1冊の本としてまとめられています。



またここでは、坂本氏本人から直筆の譜面や、

学生時代に使用していたノートを譲り受けており、

私たちも、学生時代の坂本氏の思考法や

若き日の坂本作品の譜面を、

実際に目の当たりにすることができます。





このように、非常に資料性にも富みながら、

山下氏が坂本龍一の作曲の本質に迫る

分析パートも充実しており、

大変素晴らしい1冊なのですが、



発売以降は絶版、

二次市場でも高値で取引されている

幻の希少本です。



私の手元に届いた時点で

全体的に状態は良くありませんでしたが、

画像中の通り、本を開けば各ページはキレイで、

通読には一切の支障ございません。

全ページの確認と、アルコール消毒済みです。



こうして出品されることも珍しい1冊です。

ぜひこの機会を逃すことなく

お手に取っていただき、

坂本龍一氏のあの名曲の裏側にあった

氏の思考の数々を、体験していただければ幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。