「近世初期大名の身分秩序と文書」戎光祥出版

黒田 基樹

定価: ￥ 9500



全国の戦国大名に打ち勝ち、天下統一を成し遂げた豊臣政権。

本書は小早川、池田、福島といった豊臣系大名と、結城秀康、松平忠輝等豊臣外様大名の秀吉政権下での身分を解明し、また各大名をどのように政権秩序に位置付けたかを立証する。

また徳川政権初期に新しい秩序のもと、これら大名たちの新政権への対応や身分の変遷等を文献資料から解き明かす好著です。



【目次】

第一章　慶長期大名の氏姓と官位

第二章 豊臣期公家成大名の政治的性格　―豊臣政権構造の一側面―

第三章　小早川秀詮（秀秋）の発給文書について

第四章 池田輝政の発給文書について



補論一　池田忠継宛徳川家康領地判物写について

第五章 福島正則文書の基礎的研究

第六章　結城秀康文書の基礎的研究



補論二　制外の家―越前松平家の実像

第七章　松平忠輝文書の基礎的研究



補論三 豊臣・徳川間を生きたキーパーソン



付録一　天正～慶長期大名公家成一覧

付録二　小早川秀秋文書集

付録三　松平秀康文書集



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