詳しいことは画像の説明もよくご覧下さい。


この時計は５年程前に９３才で大往生した我が家の菩提寺の奥さんからの頂きものです。

亡くなった奥さんは、ことあるごとに「今の時代はあまりにも忙しない。一息ついて物事を見る考えれば、みんなが平和で落ち着いて楽に暮らしていけるのに、どうしてこうも急ぐの？」と、おっしゃっていました。

奥さんの周りには不思議なゆったりとした時の流れを感じる事ができました。そんな左側にはこの時計が「だいたいの時間」を刻んでおりました。

おそらく平成、令和を生きてきた世代にはピンと来ない話しかと思います。1964年生まれの私でも今一つ分からない感覚ですが、そういえば今の時代テレビラジオから「時刻はだいたい７時になります。」なんてすごくノンビリしたアナウンスはありませんが、５０年程前は当たり前のように使われていたものです。時間の概念もスマホ時代ではやはり忙しなく、時間に追いかけられているんですね。

さてこちらの商品はベルトがあまりにもボロボロなんで、取り外し本体のみでお送りします。

レトロ感覚満載の時計で、ベルトを付けると概ね一日くらいは普通のゼンマイ式時計としてご使用いただけます。クォーツ腕時計のような精度はありませんが、毎日時刻を朝合わせる習慣さえあれば使えそうかと思います。そんな一品です。