BlueBellは主に1970年代にブルーグラス向けに開発・販売されましたが、
現在では様々なギター愛好家から高い評価をされています。
中でもこのW-1000 は市場では人気が高く、数も少なく超希少です。
製造は、初級〜中級を富士弦楽器製造と名古屋鈴木バイオリン、中〜上級を多満製作所で制作されました。
特に多摩製は人気が高く価格も高騰しています。
ポジションマークはスノーフレーク、
ヘリンボーンバインディングとプリウォータイプで、大人の渋カッコ良いスタイルです。
この個体は、ラベルがありませんが、
トラスロッドの調整部分がナットの下にあったり、
ネックのボリュートやXブレーシング形状から多摩製ではないかと思われます。
さすが造りに関しては、細部にわたりとても丁寧です。
音は低中音もとても良く鳴り、高音キラリ。
さすがのサスティーンと倍音。
指弾きからストロークまでバランス良くメチャクチャ鳴ります。
W-1000の人気が有り続ける理由が良く分かります。
仕様は、
トップ：ジャーマン・スプルース単板（さざ波の様な美しい杢目）
サイド・バック：ローズウッド単板（奇麗に整った杢目）
ネック：マホガニー（ダイヤモンドボリュート）
指板・ブリッジ：エボニー（真っ黒な良い材）
ポジションマーク：マザーオブパール（白蝶貝）
ナット：（弦高調整済み）
ブリッジサドル：マーチンタイプオイル浸け牛骨（弦高調整済み）
ブリッジピン：エボニー（真鍮及びアバロン入り）
ピックガード：厚みが有り、エッジの角を丸めた高級なタートルタイプ
ペグ：希少なビンテージGROVER104C U.S.A. PAT.PEND.刻印
（ピカピカ）に交換されています
この価格ではあり得ない、どれもこだわりの材です。
弦高：12F6弦約2.7mm、1弦約2mm
フレット：リフレットされ約9割り以上残
初心者でも、とても弾き易く調整しています。
贅沢でも上手くなりたい初心者ほど使って欲しい個体です。
もちろん上級者にもお勧めできます。
本体にキズは見られますが割れはありません、
ネックサイドに塗装剥がれが有ります。
ニトロセルロース系のラッカーでレタッチしています。
ロッドは調整済みですが、まだまだ余裕があります。

※説明文はコメント欄に続く

ボディサイズ···ドレットノート

製造年···1970年代