ドイツFriesland(フリースランド)社Ceracron(セラクロン)のコーヒーポットとカップアンドソーサー2客です。1980年代に購入後、長年自宅で保管していました。

カップアンドソーサーにヒビや欠けはなく、目立った傷や汚れもありません。カップは2つ、ソーサーは3枚あります。

ポットには底に1箇所欠けがあります(10、11枚目の写真参照)。容量は600ml入ります。

「Heidelberg(ハイデルベルク)」と名付けられたこちらのシリーズは、1969年に発表後、茶黄青ほか様々な色で製造されました。赤い釉薬では1972年から1992年にかけて製造されています。
この赤い釉薬が独特で、よく見ると赤と黒が入り混じっています。深みのある赤がコーヒーにとても映えます。

ハイデルベルクシリーズのデザインは、Melitta(メリタ)時代から同社のプロダクトデザインをリードしていたLieselotte Kantner(リゼロッテ・カントナー)によるもので、カップの持ちやすさ、ポットの注ぎやすさも抜群です。

※ Friesland(フリースランド)は、コーヒー器具で有名なMelittaから1982年に独立した会社です。

※Ceracron(セラクロン) とは、せっ器・ストーンウェアに近い、密度が高くて硬質な陶磁器のこと。フリースランド社がドイツで特許または商標を取得している製法のようです。

デザイナープロフィール
https://www.stiftung-industrie-alltagskultur.de/projekte/design-in-der-ddr/gestalter/lieselotte-kantner/
ハイデルベルクについて
https://friesland-porzellan.de/heidelberg-form-48
セラクロンについて
https://friesland-porzellan.de/ueber-porzellan-ceracron