「山笑ふ」
稲垣いつを
定価: ￥ 2700

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２０２２年５月にふらんす堂から初版発行された、俳人稲垣いつを氏の句集「山笑う」です。

著者の稲垣いつを氏は昭和１９年に三重県北牟婁郡に生まれました。昭和５７年から「狩」に入会し、平成３０年終刊に伴い退会しました。翌年、「滝山」に入会し、同人となりました。

のこぎりは押すよりもひけ山笑ふ
コロナが早くおさまり、山の鼓動に共鳴して笑い転げたい、という願いも込めました。（あとがきより）

★自選十句
一つづつ赤き裏打ち梅の花
踊りつつ沖に出ていくやっこ凧
ひらひらと来て大根の花となる
河童忌やわが青春の上高地
繃帯を外して終る夏期休暇
紅白の萩染まらずに寄り添へる
跡形もなく飯場消え鬼やんま
五限目は枕草子雪催ひ
初氷先に割られてしまひけり
日向ぼこ今は挑むるだけの海

目立った汚れや傷はございませんが、保管・経年による多少のスレ・キズの他、日焼けや色褪せがある場合がございます。

あくまでも古書であることをご理解いただいて、ご購入ください。

防水対策として、ビニール袋で簡易包装をして、発送いたします。

他にも多くの書籍や雑誌などを出品いたしておりますので、そちらも是非ご覧ください。