フランス語版
マルセル・プルースト『失われた時を求めて』第2篇「花咲く乙女たちのかげに」

Marcel Proust
À l’ombre des jeunes filles en fleurs （À la recherche du temps perdu 2）

Collection Folio (Gallimard) 568p.

サマーセット・モームは「世界十大小説」には数えませんでしたが『失われた時を求めて』を既に高く評価していました。

「現代にマルセル・プルーストという過去の最大の小説家と肩を並べうる作家が出ていることを、注意しておかねばならない。彼の書いた小説はわずかにひとつ。彼は偉大な独創的な作家であった。鋭敏な感覚、創造の才、人間心理にたいする洞察力をもっていた。この膨大な小説を読むならば、まず最初からはじめ、退屈になったらとばして読み、しばらくしたら、また普通の読み方にかえることをおすすめする。」

ノーベル文学賞あるいは芥川賞受賞作品に飛びつくのもいいですが、『源氏物語』や『失われた時を求めて』を読まずしては・・・。

1988年出版の古い版です。新版(2019)と比べてテクストは同一ですが字が小さいです。

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