図録 中国河南省八千年の至宝 大黄河文明展 江戸東京博物館 1998年

▪️パンフレットより抜粋
黄河の中流に位置する河南省は、陝西省と並び中国でも歴史的文物の二大宝庫として知られています。
最古の都市遺跡や青銅器、甲骨文字が発掘されたことから、河南省が黄河文明発祥の地ともいわれています。さらに黄河中流は中国歴代王朝が天下を争ってきた地域でもあり、実在が確認されている最古の王朝・商(紀元前1600年頃)から12世紀の北宋王朝までに、12王朝もの国都が置かれていました。「三国志」の舞台ともなり、邪馬台国の申弥呼が遣いを送った魏王朝の都・洛陽や、中国三大石窟のひとつである龍門石窟も河南省にあります。本展では恐竜の卵や紀元前6000年頃の土器、龍門石窟の模型、さらに鄭韓故城で1997年に出士されたばかりの春秋時代の青銅器一式、隋唐、北宋時代の陶磁器など、同博物院所蔵の文物を中心に河南省内の一級文物(国宝)や最新出士文物200余点を展観し、日本の歴史や文化に多大な影響をもたらした黄河文明の全貌をたどります。

(1)新石器時代
(2)夏・商・周三王朝
(3)春・戦国時代
(4)漢時代
(5)魏.晋.北朝
(6)仏教文化・龍門石窟
(7)隋・唐時代
(8) 宋代以降

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