＊犬張子の頁へようこそ＊

かつて、江戸風の立派な犬張子を写真で見つけました。東京で働いた頃に実物と出会いたかったけれど、時が過ぎ、店や作者を探そうにも術がありません。ネット検索の時代が来ても手掛かりを得ることは叶いませんでした。

可愛くて凛としたその姿を再現すべく、記憶を頼りに試作を重ねること数年。ちょうど戌年の2006年に原型ができ、制作を始めました。

素材に八女の手漉き和紙、白地の塗料は胡粉(ごふん)を使います。
乾燥にかかる時間が多く、一回の制作に半月以上を要します。和紙が乾きにくい冬季や梅雨時、胡粉が固まりやすく塗りづらい夏季は制作を避けます。

保管の都合もあり、まだ新作の予定はありません。今回出品した４体は過去に制作したものです。
このときは５体を作り、うち１体が出産祝いに贈られて以降は手放さずにおりましたが、適度に時を経たおかげで程よい風合いになりました。

本体の大きさは、高さ長さともに14～15㎝ほど。制作に用いる型(木型か陶型)によって差が生じ、木型のほうがやや大きくなります。
でんでん太鼓は長さ約15㎝です。

　◆この子の特徴◆
陶型で制作　布衣　花火柄
でんでん太鼓は布張り

張子は力や衝撃に弱いため、優しく扱って下さるようお願いします。

　　　●おことわり●
心を込めて作りましたので、飾ってくださる心優しい方のご購入を望んでおります。
無言購入は不可とさせていただきます。ご購入の際は必ずメッセージを添えて下さいませ (コメント欄または取引画面のどちらでも構いません) 。
気難しい人、良識を欠くような人、取引歴に瑕疵のある人など、何らかの懸念を生じた場合は取引をキャンセルさせていただきます。

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