① 「日本史の論点 邪馬台国から象徴天皇制まで」
中公新書編集部
定価: ￥ 968（税込）
（私の感想）
●古代から現代までを、全部で29の最新の研究成果について論点整理した内容です。一つの時代を40～50ページ程度でコンパクトに纏められています。詳しく知りたい方のためには、巻尾に参考図書が百冊紹介されているのも良心的。
●邪馬台国はどこか、大化改新の真実、道鏡は悪僧か、墾田永年私財法の再評価、元寇勝利の理由は神風ではない、江戸時代の首都はどこか、虚像坂本龍馬等々、興味深い内容の宝庫でした。特に、そろそろ司馬遼太郎が創造した坂本龍馬像を修正してほしいと思いました。
●学生時代に学んだ歴史は何だったのかというくらい驚きの連続でした。ただ研究者の書いた本ですので、難しい箇所もありますが、最後まで読むことを勧めます。

#中公新書編集部 #本 #歴史／日本史

②「戦国軍事史への挑戦 : 疑問だらけの戦国合戦像」
鈴木 真哉
定価: ￥ 946（税込）
（私の感想）
●信長神話の再検証本。具体的には、「武功夜話」、鉄船（装甲船）、長篠の戦いでの鉄砲三段撃ち、本能寺の変黒幕説、兵農分離等々の実態を再検証しています。
●これらは現在では再考が進んでいると思われますが、本書が刊行された頃は、当然のように語られ、さらにこれらをネタに「信長は天才だ！」と絶賛されていました。
●本書では、一問一答の形で疑問に答える分かりやすい構成で、全てぶった斬っています。とても刺激的な著書ですので、今でも天才信長を信じている方には一読を勧めます。

#鈴木真哉 #鈴木_真哉 #本 #歴史／日本史

綺麗に読んでいますので、目立った汚れ等はありませんが、中古品ですので、その点理解いただける方にお譲りします。家族に喫煙者はいません。ペットも飼っていません。