★「菩薩道 密と律の追求」佐伯快勝(浄瑠璃寺住職) 大和書房19804.30第3刷発行ー

ーはじめにー

2千年以上もそして多くの地方で生き続けてきた仏教はやはり偉大なものであった　どんな時代どんな地方にも生きられる普遍的なものであり　今在る寺や僧侶の姿現象だけで仏教を判断してはならない　何でもそうであるが自分でそれを求めよくを出さねば何を読んでも誰に聞いても本当に自分のものとはならない

　本気で仏教の思想度実践を求めるきっかけをつかんでもらえる一助にと―こんな形でまとめてみた

① 寺院や仏教の形から仏教の原点を求めて

②混乱の鎌倉時代　釈尊に還れと叫んだ西大寺叡尊の心から仏教の思想を受け

③天地自然の破壊されていく今日の中で現代と仏教の接点を探り④具体的な現実の問題点を提示したー

ー目次ー

1⃣ 浄瑠璃寺からの出発　仏教の原点を求めてー

仏教の起源・古寺巡礼の為に・カラン配置に見る仏教思想の変遷・仏像　その心―菩薩　明王　天

2⃣　末世の混沌の中で　真言律の誕生興正菩薩御教誡聴聞集よりー

・叡尊との出会い・真言律宗を生んだ土壌・律のみにあらず密のみにあらず

3⃣大宇宙に向かって　現代と仏教の接点を求めて―

・変わりつつある寺とその周辺・週2日制の風潮に思う・傷だらけの大日如来・　大地を忘れた日本人

4⃣平和の為にー27回忌　・戦争への足音・ベトナム戦争の教訓―など

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