採取後加熱により油抜きおよび曲がり矯正をほどこし約1年半乾燥したものです。割れや虫食い穴の無い事を確認してあります。但し自然についた竹本来のしみは残っています。

太径5本、中太径5本、細径5本の合計15本です。

概算寸法

太径

長さ126cm～108cm、元口外径15mm～14mm、末口外径14mm～10mm

中太径

長さ107cm～99cm、元口外径12mm～11mm、末口外径11mm～8mm

細径

長さ120cm～92cm、元口外径12mm～8mm、末口外径6mm～4mm

本体各部を拡大して①から③まで添付写真で表示しています。

極力曲がりを矯正していますが竹の癖は幾分残っています。

矢竹の特徴は節間が長く竹皮が節間の大部分を覆い本体の見える部分が少ししかありません。また節部分から出る枝が1本です。そのため枝が太く本体が圧迫され先端細径ではへこみが深くなります。

節部突起が少なくなめらかな形状をしています。　

節間の長さは中央部で30～40cm、下部及び先端細径部では10cm前後です。