ポーランドのマグダ＆アンジェ・ノヴァコフスキー夫妻によるメタルアートオブジェ。
1938年生まれのアンジェ氏は、美術高等学校を卒業後、金属細工工として生計を立てていましたが、73年に夫妻でアトリエを設立、精力的に多くの作品を制作しました。
展覧会での多くの受賞に加えて、功績金十字架勲章、文化功労活動家紀章等を受賞しています。1978年には、芸術文化大臣から芸術職人名誉称号を授けられています。

亡くなる2008年まで精力的にメタルアートを生み出し続けましたが、こちらの作品は、円熟味を増した2000年に製作されたもので、直接同氏から、ワルシャワ・ロザナ通りのアトリエで入手したものです。アンジェの人形として絶大な人気を誇っておりました。

氏の作風としては、童話の世界に出てくる小人をモチーフにした物が散見されますが、こちらは、バイオリンを引く女性とそれを聞く猫を抱いた少女、床に座る犬というモチーフです。精巧な技術もさることながら、楽しげな表情が特徴的です。

台座にサインと、ワルシャワの刻印があります。

経年変化もありますが、それも味かもしれません。写真でご確認ください。

作家：Magda i Andrzej Nowakowscy（マグダ＆アンジェ・ノヴァコフスキー夫妻/ポーランド）
生産国：ポーランド
材質：真鍮/銅
サイズ：幅130 / 奥行70 / 高さ105mm