ハーバード大学で同級生だった槇文彦氏による寄稿文「ヒューマンな建築家ドルフ・シュネブリ」が寄せられています。

槇文彦氏は、人間的にも優れた氏の人となりとあわせて、スイスを代表する建築家であるドルフ・シュネブリ氏の業績や考え方を槇氏ならではの視点で詳しく紹介していて、スイス現代建築を研究するには興味深い建築雑誌です。



ドルフ・シュネブリ氏はチューリッヒのETHZ（スイス連邦工科大学）でアルド・ロッシとともに教授を務めていて多くの建築家を育てています。



また「カスティオーリ邸 Casa Costioli1960」に代表されるように、商業化した近代主義の影響に対するスイス・ティチーノ地方の建築による抵抗（現代運動の主人公）を、ティチーノを代表する建築家マリオ・ボッタ、ルイジ・スノツィ、リヴィオ・ヴァッキーニとともに主導したことでも知られています。



本誌では、槇氏の貴重な寄稿文とともに、以下のドルフ・シュネブリ氏の貴重な作品が掲載されていてスイス建築に興味のある方には貴重な書籍です。

・ワシントン大学法文系学学舎（アメリカ）

・ルツェルンの小学校（スイス）

・ロカルノの幼稚園（スイス）

・オーベンフェルデンの協会（スイス）

・ティチーノの住宅（スイス）



書名：建築と都市 a+u 1978年11月号

　　　　続・世界に展開する現代建築のさまざまな可能性を探る

出版社：エー・アンド・ユー

発行年：1978年 11月



22.0×29.3×0.9㎝

アンダーライン等なく状態は非常に良好です。