音楽の友 2006年12月号ベートーベン 村治佳織 大谷康子/エレーヌ・グリモー/飯森範親/下野竜也/菊池洋子/セルゲイハチャトゥリアン/新倉 瞳

村治佳織インタビュー・・・4ｐ

●特集

21世紀に生きるベートーヴェン

毎年恒例の《第9》の季節を迎え、本号ではベートーヴェンをフィーチュア。今人気の作品、現代のベートーヴェン演奏、最新の研究成果などについて、アーティスト・インタヴューを交えながら探っていきます。モーツァルトと並んで日本人に愛され続けてきたこの作曲家の「現在」に迫る、総力特集です。

〔ベートーヴェンゆかりの地を訪ねて／ピアノ・ソナタとカルテット、２つの「系」に見るベートーヴェンの本質／21世紀のベートーヴェン像／〈演奏家の語るベートーヴェン〉チョン・ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィ、ミッシャ・マイスキー、ハーゲン弦楽四重奏団、野平一郎／ベートーヴェン演奏様式の現在・過去・未来／もうひとりの「不滅の恋人」／今、ベートーヴェンのこの曲が面白い／ベートーヴェンを占星術でみると……／晩年の心象風景を描き出した傑作群／今年の《第9》はこれを聴く／私が聴いた《第9》指揮者たち／CDに聴く《第9》演奏史〕

諸井 誠（特別寄稿）／岡部真一郎／岡本 稔／東条碩夫／西原 稔／平野 昭／真嶋雄大／諸石幸生／安田和信／山田治生／山野雄大／山本直幸


●表紙の人 アラベラ・美歩・シュタインバッハー（ヴァイオリン）

●カラー ルツェルン・フェスティバル・イン・東京2006／〈海外取材〉シベリウス・フェスティヴァル2006／〈Interview〉アンナ・ネトレプコ／〈海外取材〉カーネギーホールの新シーズン開幕／ローマ歌劇場《リゴレット》《トスカ》日本公演／新国立劇場《イドメネオ》新制作／藤原歌劇団《ランスへの旅》／兵庫芸術劇場文化センター管弦楽団、東京デビュー・コンサート

●カラー連載 「モーツァルトゆかりの地を訪ねて」19（最終回）：生誕250年を記念して、ヨーロッパでのガイド歴の長い山本直幸さんが、ウィーン、ザルツブルク、プラハを中心に、モーツァルトの足跡とそれぞれの都市でのエピソードなどを紹介します

●カラー連載 対談「江川紹子の部屋」38～大谷康子／木之下 晃：音楽の殿堂173～ジュラ劇場／朝岡聡の極楽オペラ旅：ヴェネツィア篇

●特別記事 吉田秀和氏、文化勲章受賞／第75回第日本音楽コンクール／ロストロポーヴィチ、生誕100年のショスタコーヴィチを語る

●連載 とっておきの話～ウィーン・フィルの名物プレイヤーたち36／畑中良輔：繰り返せない旅だから84／真嶋雄大：ピアニストの系譜～その血脈を追う⑨／池辺晋一郎：ベートーヴェンの音符たち⑨（個性的な3曲のワンセット――弦楽四重奏曲第7～９番）／渡辺 護：休止符のほほえみ176「音楽家の味方はどこに？」／トークセッション“My Favorite Player” Ver.2（オペラ歌手が語るオペラ歌手論）24：グンドゥラ・ヤノヴィッツ（佐々木典子／きき手＝黒田恭一＆浅里公三）／ほか

●People エレーヌ・グリモー／ダーヴィト・ゲリンガス／ブリン・ターフェル／飯森範親／宮沢明子／中丸三千繪／下野竜也／菊池洋子／今川映美子／永野英樹／セルゲイ・ハチャトゥリアン／新倉 瞳／深沢 功／加藤訓子

●UNA VOCE ソン・スーハン／上野 真／鍵冨弦太郎

●Review & Preview 2006年9月～10月の演奏会評／海外レポート〔イギリス／フランス／イタリア／オーストリア／ドイツ／アメリカ／ロシア〕／〈海外プレ情報〉海外6か国の演奏会・観どころ聴きどころ――充実のレヴューと先取り情報

●Event Reports アジア・オーケストラ・ウィーク2006（山野雄大）

トヨタコミュニティコンサート in 奈良／《ゼッキンゲンのトランペット吹き》日本初演／第9回ペデロッティ指揮者コンクール／第7回大阪国際音楽コンクール／昭和音楽大学、2つの公開講座

●その他のコンサート＆イヴェント モーツァルトで二期会週間／E&Wデイヴァン・オーケストラを指揮したバレンボイム／第23回NEC古楽レクチャー

●RONDO 渋谷タワーレコードにポリーニ見参！／「ホール・オペラ」から生まれた“新3大テノール”／仙台クラシックフェスティヴァル2006／日本オペラ絵巻／大植英次、スペイン上陸／カンボジアと日本を結んだ音楽の架け橋／「題名のない音楽会」放送2000回記念／クロネコファミリーコンサート／松田理奈CDデビュー／06年東京国際指揮者コンクール受賞者決定／焼酎の聴いたベートーヴェン／ストラディヴァリ・コンクールで松下氏が入賞／大画家カンデンスキーの子孫も出演！