昭和初期か、もうちょっと前の、古い文机です。

ケヤキの一枚板の天板は、長い年月の経過で、ちょっと反っています。（真横からの写真、9枚目の写真でご確認ください）

今では、高級材のケヤキも、昔は、日本中にたくさん生育していて、日常に使う道具や家具の材料として、よく使われていました。

日常生活で、長くご愛用されたようですので、天板の表面には、たくさんの細かいキズやシミ（インクシミや輪ジミ）があったり、天板と四本の脚を固定している釘を、何度も打ち込んでできた、凹み穴などがあります。

もちろん、引出しの中も、インクや墨汁ののシミ、キズや凹み、落としきれない汚れなどあります。
節のある板で作ったのか、引出しの箱の側面の板（奥の方ですが）丸く欠けているところが１ヶ所ありますが、大きな問題はないと考えます。（写真8枚目参照）

天板が反ってしまったせいで、脚も少し、外側に開くような状態になっています。その状態で安定し、更に、補強もしておりますので、接続部に緩みやガタツキはないです。

引出しの動きも調整しましたので、スムーズに動きます。

文机は、畳に正座して、本を読んだり、書き物をしたりしてお使いでした。そんな生活も、背筋が伸びてイイもんですが…。
最近では、テレビやオーディオ機器の台としてなど、ローボード的にお使いいただくことも多くなりました。
古いモノも、新しいお役目にちょっとびっくりですね。

▶サイズ（多少の誤差は、ご理解ください）
高さ　393㍉
天板のサイズ　555㍉×437㍉
【脚元の空間のサイズ】高さ　190㍉、幅　575㍉くらい
【引出しの内部のサイズ】（2杯とも）
深さ　51㍉、幅　236㍉、奥行き　340㍉


▶ひつじ屋の商品は、長年使用されてきた古いモノです。汚れているものは洗浄し、破損しているところは修理して、塗装などはなるべく元のまま補修するようにしています（激しく傷んでいる塗装は、塗り直しています）。
構造上問題のない小さなダメージは、古いモノの味わいとして、あえてそのままにしています。ご理解の上、ご購入ください。

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