昭和7年　厚さ約4㎜　12.5㎝×18.5㎝程度

白虎隊びゃっこたい

戊辰(ぼしん)戦争期における会津藩の少年正規軍。1868年（慶応4）正月の鳥羽(とば)・伏見(ふしみ)の戦いに敗れた旧京都守護職の会津藩主松平容保(かたもり)は、維新政府への抗戦を主張、徳川慶喜(よしのぶ)が恭順の態度を示すや、帰藩して軍事力の強化を図った。同年3月には軍制を洋式に改め、部隊を年齢別に編成して、18～35歳を朱雀(すざく)隊、36～49歳を青龍(せいりゅう)隊、50歳以上を玄武(げんぶ)隊、そして16、7歳の少年で結成されたのが白虎隊であった。兵員数は300余名であった。主力は朱雀、青龍で、玄武、白虎はいわば予備軍であったが、新政府軍の攻撃にあい、白虎隊も従軍。8月23日、命を受けて出撃した白虎隊士20名が若松城北東の飯盛山(いいもりやま)で自刃(じじん)して果てたのは、会津戦争の有名な哀話である。

明治二年發行の最古新聞
てりからふ挿入趣旨

天理可楽怖は日本最古の新聞にして、其発行は(明治二年四月)木版彫刻日本紙に手摺の者也、記事は御維新当時会津藩主松不公京都守護職時代、伏見戦争、会津籠城より、女軍の奮闘、白虎隊の出陣、戸の口原の奮戰、刀折れ矢尽き、飯盛山に引揚げ、眼前城を拝して自刃の光景より鶴ヶ城明渡しに至る迄の事実を明細に記載しある珍書にして、此白虎隊実蹟写真帖発行に当り或篤志家より贈与せられたるに依り原書を二分の一に縮写致しコロタイプ印刷に附す。挿入せしものなり。

白虎隊は我日本武士道の精華にして共名声は全世界に轟き、しかる隊士は皆少年にして、忠勇義烈臣節を全ふし実に鬼神をも泣かしむる慨あり今や我帝國は東亜建設の完遂途上にあり、此非常時に対しても日本魂のこもる武士道の範を示すたる處の白虎隊貴重なる史実に依り後世に残したき存意に外ならず、 諸彦る此趣旨を説とせらん事を。

山?月峯

中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙傷、汚れ、小破れ。ページ黄ばみ、小破れ。昭和16年ですので全体的に経年感はあります。21341

なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。ご理解の上、ご購入下さい。