2016年　148ｐ

刊行にあたって
東京国立近代美術館は、1952(昭和27)年、日本初の国立美術館として東京の京橋に誕生しました。開館 時はコレクション0点、翌年初めて収蔵した作品はわずかに23点でした。 その後、現在の所在地である竹 橋への引っ越しをはさみながら息の長い収集活動を続け、今では本館だけで12,500点を超える作品を所蔵
しています。
これらの収蔵品を通して、1900年頃からこんにちに至る、 日本とそれを取り巻く世界の美術の流れを展 示するのが、この美術館の大事な役目です。 約3,000m2の広さを持つスペースで、100年を超える美術の 動きを一挙にたどることができる場所は、日本でここだけです。 この展示をさらに充実させるため、現在 も新しい作品を収集し続けています。
12,500点の中には、誰もが知っている有名な作品、美しさにため息の出る作品、いわゆるきれいとは違う けれど心がざわめく作品、いろいろなタイプの作品があります。 この名品選は、その中から読者のみなさ まの1点を見つけていただくきっかけとして63点を厳選し、 ご紹介するものです。 心に引っかかる本物が 見たくて、みなさまがこの美術館に何度も足を運んでくださるようになったら、こんなにうれしいことは
ありません。
東京国立近代美術館

表紙小傷、小汚れ。もちろん読む分には問題ありません。

なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。ご理解の上、ご購入下さい。