楽器として調整してありますので、最終的な調律のみでお使いいただけます。フレットと指板はFret Butterにてクスミや汚れをクリーニングしてあります。
　通常使用によるすり傷、塗装変色、フレットの摩耗等はありますが、通常使用には十分耐えられる状態です。実際、今年の１月まで使用されていたものです。
　糸巻が当時のものから交換してあります（画像９参照）。ネック裏の塗装につきましては、１フレット辺りから10フレット辺りまでの左手の可動範囲の色が変わっております。手触りでは塗装の段差は感じられませんし、木材の素地が出るほどの薄さではありません。
ネックの折れ等の修理はございませんが、厚みの調整（削り）の為に20年程前に専門家（松岡良治氏ではございませんが）にペグ交換と共に依頼した経緯を確認しております。おそらくその時に塗装されたものと思われます。
63年ほど経ている物ではございますが、良い状態で使用・保管されていたものですので、その分経年変化により音の抜けが良くなっているように思います。

　松岡ギターは1954年の創業ですから，これは創成期から数年後のまさに脂にのった時期の楽器と言えます。
　和紙に「松岡良治」と毛筆体で書かれたラベルのものは、1960年代のものに使用されていたようです。この時代は後に工場生産で全国に知られるようになる前の、1本1本手作りされていた時代のギターです。この時代は製作年度の正確な記載がありません。当時の購入された時期が1961年の秋頃ということで、それ以前の製作ということになるかと思います。毛筆体ラベルの松岡には総単板で非常に良い材料が使用されていたことが知られています。

　ご購入後は、スーパーライトケース（汚れや傷あります）に入れて、エアーパッキン（プチプチ）で巻いてお届けいたします。


＊ヴィンテージ品としで現状でのお渡しになります。返品はお受けできませんのでよく画像等でご確認の上ご検討下さいませ。ご質問は随時受け付けております。
＊誠に申し訳ございませんが現時点でお値下げは考えておりませんので、よろしくお願いいたします。


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