精神科医が解明する「親と子」の真実を探る一冊。

- タイトル: 子は親を救うために「心の病」になる
- 著者: 高橋和己
- 定価: 880円
- 出版社: 筑摩書房

家族関係にどうしても
つまずいてしまう人へ

居場所がないと感じてしまう……
自分の本当の気持ちがわからない……
人に対して興味がもてない……
私はなんでこんなにも生きづらいのか?
様々な症例を基に解明される、親子という葛藤の原点。

「第四章の恵子さんは私なんです」「ウチは第二章と同じです」……
静かでゆっくり、だけれども読んだ人から大きな反響をよんでいる本書。
「知る」ことで、あなたの心が少し軽くなるかもしれません。
注目集めるロングセラー、自分と家族への理解に役立つ本!

●暴力を振るう理由は、自分だけが我慢したのを分かってくれないから
●「なんでも一人でできる」それが母親の苦しみだった
●「甘える息子を許せない」のはなぜなのかが分かる
●父親が選択できなかった生き方、息子が望んだ生き方
●娘の拒食症が治った後、母親が「うつ病」になった
●「お母さんは自分を生きていない、お祖母ちゃんを生きている」
●母親から教わった我慢を娘は生きようとする
●言ってほしかった言葉は、「ごめんね」ではなく「ありがとう」
●母親と一緒にいた記憶がないのは我慢していたから
●「耐えるのが私の存在感の拠りどころだった」
●「また菜奈を叩いてしまった、私は親と同じだ」
●「孤独感」ではなくて「孤立感」
●「ウチの家は人とは違っていたらしい」
●希薄な「存在感」、偽物の私
●母親の障害を受け入れる
●生きている実感は親から教わるもの