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日本刺繍の本2冊/日本の刺繍・飛鳥時代から江戸時代まで/染色の美・Textile Art/特集日本の刺繍・概説日本の刺繍・刺繍の技法
日本の刺繍・飛鳥時代から江戸時代まで/?仏・能装束等各時代を代表する名品を通し刺繍のもつ意味の変遷や技法の展開を捉えたいと考え企画
1998年 175P 巻末英文
染色の美・Textile Art/特集日本の刺繍/概説日本の刺繍・切畑健/刺繍の技法・福田喜重/北尾政演筆・江戸風俗図巻・中村渓男/田畑喜八
1981年 168P
ごあいさつ
平成十年十月
とりどりの色糸を繡い渡し、文様を豊かに浮き上がらせて表現する刺繍は、平面である 布に、彩りだけでなく立体感や光沢を与える華やかな技法です。そして、繰り返し繡い詰 めるというごく単純な行為の積み重ねに籠められた想いから、常に聖なる世界を彩る技法 として取り上げられてきました。
わが国の刺繡の幕開けを飾るのは、名高い中宮寺の「天寿国繍帳」です。聖徳太子が赴 かれた浄土、天寿国を表現する技法として刺繍が選ばれたことは、刺繍がその当初から、 聖なる世界とともにあったことを示しています。 このように浄土や仏の世界を荘厳するた めに用いられていた刺繡は、やがて王朝人の装束へと採り入れられるようになり、室町時 代には舞楽や能の装束として舞台の上に花開きました。そして桃山時代以降、暮らしの中 へと取り入れられるようになり、江戸時代には染めや摺箔と拮抗して、人々の晴着をさま ざまに飾りました。
このたびの展覧会は、繡仏・舞楽装束・能装束・小袖など、各時代を代表する名品を通 して、刺繡のもつ意味の変遷や、技法の展開を捉えたいと考えて企画しました。現在を生 きる私たちにとっても身近な存在である刺繡の、千年以上に亘るあゆみの片鱗をご鑑賞い ただければ幸いに存じます。
本展覧会の開催にあたっては、諸社寺、各美術館・博物館、所蔵家の方々より貴重な御 所蔵品の御出品を賜り、多くの方々の御協力を頂戴いたしました。心より篤く御礼申し上 げます。
徳川美術館
文化庁
中日新聞社
表紙小傷、小汚れ、背表紙部分やや色あせ。
なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。ご理解の上、ご購入下さい。
あくまで一般的な中古品ですので、状態にこだわる方はご購入をお控えください。
1998年 175P 巻末英文
染色の美・Textile Art/特集日本の刺繍/概説日本の刺繍・切畑健/刺繍の技法・福田喜重/北尾政演筆・江戸風俗図巻・中村渓男/田畑喜八
1981年 168P
ごあいさつ
平成十年十月
とりどりの色糸を繡い渡し、文様を豊かに浮き上がらせて表現する刺繍は、平面である 布に、彩りだけでなく立体感や光沢を与える華やかな技法です。そして、繰り返し繡い詰 めるというごく単純な行為の積み重ねに籠められた想いから、常に聖なる世界を彩る技法 として取り上げられてきました。
わが国の刺繡の幕開けを飾るのは、名高い中宮寺の「天寿国繍帳」です。聖徳太子が赴 かれた浄土、天寿国を表現する技法として刺繍が選ばれたことは、刺繍がその当初から、 聖なる世界とともにあったことを示しています。 このように浄土や仏の世界を荘厳するた めに用いられていた刺繡は、やがて王朝人の装束へと採り入れられるようになり、室町時 代には舞楽や能の装束として舞台の上に花開きました。そして桃山時代以降、暮らしの中 へと取り入れられるようになり、江戸時代には染めや摺箔と拮抗して、人々の晴着をさま ざまに飾りました。
このたびの展覧会は、繡仏・舞楽装束・能装束・小袖など、各時代を代表する名品を通 して、刺繡のもつ意味の変遷や、技法の展開を捉えたいと考えて企画しました。現在を生 きる私たちにとっても身近な存在である刺繡の、千年以上に亘るあゆみの片鱗をご鑑賞い ただければ幸いに存じます。
本展覧会の開催にあたっては、諸社寺、各美術館・博物館、所蔵家の方々より貴重な御 所蔵品の御出品を賜り、多くの方々の御協力を頂戴いたしました。心より篤く御礼申し上 げます。
徳川美術館
文化庁
中日新聞社
表紙小傷、小汚れ、背表紙部分やや色あせ。
なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。ご理解の上、ご購入下さい。
あくまで一般的な中古品ですので、状態にこだわる方はご購入をお控えください。
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