「複雑な木目と緻密さを両立した沖縄県産材の三線バチ」

　沖縄県産のモクマオウ（木麻黄）という木で製作された三線ツメです。
明治の頃（1908年）にオーストラリアから防風林として沖縄に植林され今では色んなところに自生しています。
このモクマオウは10年以上前に金武町で伐採されたものです。
木材の特徴として沖縄木材の中でもトップクラスに重く「沖縄県森林資源研究センター」さんのデータによると琉球黒檀よりも重く硬いようです。
三線にすると黒檀に近い音響特性があることから近年は新しい代替材として注目されています。
（職人によってはゆし木に近いと感じる人も）

　木肌の模様も複雑です。
斑点模様があったり、大きな筋模様があったり、同じ模様でも色違いのであったりと目を退屈させません。また緻密で重厚な材ですので耐久性が高く、美しい光沢も同時に楽しむことができます。

　この三線ツメは【反り型】と【エンボス加工】がなされています。
反り型は先端を反らせることにより弦へのパワーを上げる工夫です。

エンボス加工は先端に凹凸の模様をつけることで、弦を弾くたびに弦の音の「ザラ」とした音を付加します。
弦を弾くたびに「ジャラ、ジャラ」といった弦の音が鳴りやすくなっています。
音質を上げるという効果ではなく「音を追加する」というとイメージしやすいと思います。


　音質は低音域から高音域バランスの良く出力されます。パワーが上がるように先端の角度を工夫しておりますので普通のツメよりも音が大きいです。
また美しさだけでなく持ち易さも意識して製作されてますので快適な演奏を行うことができます
。
指穴も大きく開いており、男性の中指でも入るほど大きいです。指の太い方も安心してお使いいただけます。


【商品サイズ】　中
(ミリ単位の誤差あり)
高さ 7.1（㎝）
横幅　　　　　3.1（㎝）
重さ 36.7（g）
指穴の幅　　1.6-1.7（㎝）（中~大）

（＊人差し指幅参照）

1.2～1.4（㎝）（小）子供、一般女性
1.4～1.6（㎝）（中）一般男性
1.6～1.8（㎝）（大）指幅太めの男性
1.8～2.0以上（㎝）（特大）オーダーメイド、特殊規格のツメ