◆ Waltz For Debby Live in Copenhagen 1969｜
Bill Evans
☩初回プレス完全限定盤
☩ユニバーサルミュージック
(カタログNo.：UCCO9907)
☩2010年リリース
☩新品＝Sealed：<<廃盤>> 　 ❂❂再入荷
　　　　
▦「ワルツ・フォー・デビイ」「ナルディス」ほか
　極めつきのセット・リスト。エヴァンスの
　美意識で綴られた音楽世界が50分を超えて。
1969年1月、ビル・エヴァンスはエディ・ゴメス、マーティ・モレルを擁してサード・トリオを新生。誕生後の初ヨーロッパ・ツアーを7〜8月と10月~11月に敢行した。本作はそのツアーから、デンマークはコペンハーゲンのジャズクラブ"カフェ・モンマルトル"でのライヴを捉えた大人気盤。

1988年にMilestoneから『You're Gonna Hear From Me』のタイトルでリリースされた本作は、1987年リリースの『Jazzhouse』(日本盤『枯葉 〜ライヴ・アット・モンマルトル』)と同日録音でセット違いの貴重な音源が収められているのはご存知のとおり。《絶品ライヴ》との呼び声高い11月24日のあの演奏が、この2枚によってコンプリートされたのだ······なんと素晴らしすぎ。

セットリストは完璧の一言。
目玉はタイトル「ワルツ・フォー・デビイ」。リバーサイド時代に比べればテーマ・メロディは簡略化されているが、原曲の可憐なイメージはキープ。エディ・ゴメスの重厚なベースに乗り、エヴァンスが弾くフレーズは光度を増している。長めのベース・ソロを受けてエヴァンスが"キラキラ"と輝くフレーズを放ち、デビイはさらに早足になる。このやや粗っぽさと紙一重の快感······これがこの時期のトリオならではの持ち味だ。
続く「ナルディス」もエヴァンスの鋭くカッコいいフレーズの連続攻撃が凄い。

もちろん1曲目「ユア・ゴナ・ヒア・フロム・ミー」も見逃せない。1968年、エディ・ゴメス、ジャック・ディジョネットからなる《幻トリオ》によってオランダでレコーディングして以来、約1年ぶりの演奏となる。また、内省的に響く「タイム・リメンバード」も素敵。

この他、「ラウンド・ミッドナイト」「エミリー」「わが愛はここに」から「いつか王子様が」まで完全網羅の全9曲。これぞ《ベスト・オブ・ビル・エヴァンス》の様相をみせる最高のセットリスト。これを新生サード・トリオが極上の演奏を繰り広げるだ······。

まるで《北欧の奇跡の夜会》のように。エヴァンス独特の美意識で綴られた音楽世界が50分超でここから広がる。·····レイト60sのベスト・ライヴ盤として絶対推しの1枚です。


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