昭和53年　厚さ約2㎝　非売品

西原一甫 にしはら いっぽ
宝暦10年（1760年） - 天保15年5月16日（1844年7月1日））は江戸時代の筑後国柳河藩士。耽奇会及び兎園会参加者の一人で、「図説立花家記」では耽奇会主催者としている。

発刊のことば　会長 甲木与一郎

此度、郷土柳川を愛する向好の士が一本となって 柳川郷土研究会として発足し、これを記念して「柳河明證圖會」上下二巻を発刊した。原本は西原一甫自筆の浄書本で、現在立花家に秘蔵されているもので、御当主が我等の願いを快く容れて頂たことに先づ感謝しなければならない。著者西原翁も折角苦心の著書が百数十年の後に、ほとんど原形のまま世に出たのであるから、喜んで下さっていると思ふ。

さて本書の附言に「秋里籬島の明 登圖會に擬らへ児童の見あかざるために画図を交ゆ」とか「藩中児童のためにしてひろく世に行かべきものにあらざれば」と の文句があるが、?容といい表現とい、全く大人向であり、 郷土研究に志ある者にとっては貴重な資料であることは言を俟たない。ただ、はじめ 藩領?全地域を描く計画であったのが、如何な由があったのか、柳 河町、城?、沖端のみ終ったのは、まことに遺憾と云はねばならない。

中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙小傷、小汚れ、上部やや色あせ。ページ小黄ばみ。ご理解の上、ご入札ください。13631

なお細部に至るまではチェックしきれない場合がありますので、書き込み・線引き・記名・蔵書印・値札等ある場合があります。ご理解の上、ご購入下さい。