「92年4月サントリーホールでのライヴが半年も経たないうちにCD化。彼にしてはオーソドックスだとはいえ、やはり独自の演奏には違いない。ゆったりしたテンポはいつも通り。ブラスの鳴りを抑えたあたり、渋さの極致を意図した演奏といえるだろうか。」(『CDジャーナル』より)

辛口批評で人気だった音楽評論家・宇野功芳氏は晩年まで、指揮者としても合唱団やオーケストラと極めて個性的で独自の演奏活動を繰り広げて、根強いファンを獲得していた。当録音は、プロオーケストラの新星日響を指揮したブル八。この演奏では度肝を抜くような奇抜さを控えて、真摯に楽曲と対峙している様子を感じる。

ブルックナー：交響曲第８番ハ短調(ノヴァーク版)

宇野功芳指揮
新星日本交響楽団

録音：1992年4月9日 サントリーホール、東京(ライヴ)

＊その後、新星日響は東京フィルと合併した。

【ポニー・キャニオン：PCCL-00162(2枚組) 定価4,165円(税込) 1992年8月21日発売】

◆廃盤、入手困難品

◆中古CD、CD2の盤面に再生には影響しないスレあり、帯あり(背にやや退色、折れ等あり)、プラケースに擦り傷等あり、経年並みの状態、非喫煙者

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