西丸 四方「彷徨記: 狂気を担って」
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西丸 四方「彷徨記: 狂気を担って」
46判 ソフトカバー 284頁 批評社 1991年初版
精神医学の道を辿って50年あまり。迷い、つまずき、やっと辿り着いたところは、もとのままであった。――人類が克服できないであろう「狂気」という心的構造の分析と治療に一切の情熱を傾けた精神科医の苦悶の彷徨記。
「読者より」
西丸先生の最後の著作にして自伝が本書である。やはり淡々とした衒いのない文体が良い。サブタイトルの「狂気を担って」とは裏腹に、筆者の人生には全く狂的な所はない。むしろ非常に落ち着いた、ないしはのんびりとした人生のように描かれている。このサブタイトルは曽祖父が『夜明け前』の主人公=青山半蔵のモデルで精神病を発病した人であるので、自分も精神病の遺伝があると思っていたことから付けたようだ。
本人の生涯だけでなく、登場する数多くの患者達の生涯にも人生模様を感じさせられるが、それは著者の50年以上にわたる精神科医としての臨床経験があってこそであろう。何人かの患者の予後は数十年にわたってフォローされ、無事結婚生活を送っていた元患者が突然自殺してしまった、治療した子供が成長し、元気な赤ちゃんを産んだ、なんて記述もある。なお、大川周明や著名デザイナーも患者として登場。
本文はきれいです。書き込みはありません。
46判 ソフトカバー 284頁 批評社 1991年初版
精神医学の道を辿って50年あまり。迷い、つまずき、やっと辿り着いたところは、もとのままであった。――人類が克服できないであろう「狂気」という心的構造の分析と治療に一切の情熱を傾けた精神科医の苦悶の彷徨記。
「読者より」
西丸先生の最後の著作にして自伝が本書である。やはり淡々とした衒いのない文体が良い。サブタイトルの「狂気を担って」とは裏腹に、筆者の人生には全く狂的な所はない。むしろ非常に落ち着いた、ないしはのんびりとした人生のように描かれている。このサブタイトルは曽祖父が『夜明け前』の主人公=青山半蔵のモデルで精神病を発病した人であるので、自分も精神病の遺伝があると思っていたことから付けたようだ。
本人の生涯だけでなく、登場する数多くの患者達の生涯にも人生模様を感じさせられるが、それは著者の50年以上にわたる精神科医としての臨床経験があってこそであろう。何人かの患者の予後は数十年にわたってフォローされ、無事結婚生活を送っていた元患者が突然自殺してしまった、治療した子供が成長し、元気な赤ちゃんを産んだ、なんて記述もある。なお、大川周明や著名デザイナーも患者として登場。
本文はきれいです。書き込みはありません。
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