ミュージック・マガジン 2010年10月号 特集 キリンジ

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【特集】キリンジ
きれいなメロディに、洗練と完成度の高さを感じさせる都会的なサウンド。そんな音楽を奏で続け、日本のポップ・シーンのユニークなポジションにいるのが、キリンジだ。1997年のレコード・デビュー以来、順調な活動を続ける彼らが、2010年9月にニュー・アルバム『BUOYANCY（ボイエンシー）』を発表した。あるときは都市生活者の必需品的BGMとして、あるときは“渋谷系”を経験したリスナーがその感性を投影できるジェネレーション・ミュージックとして、またあるときは普遍的な輝きを放つ唯一無二のJポップとして…、さて今日は、キリンジの音楽は、どんな人たちにどんな表情を見せているだろうか。

ロング・インタヴュー～デビューから現在まで（油納将志）
アルバム・ガイド（岡村詩野、田口寛之、南波一海、松永良平、三浦音松、宗像明将、村尾泰郎、安田謙一、油納将志）
シングル～アルバムだけでは見えない魅力（栗本斉）
堀込高樹と泰行、それぞれの個性とソロ（岡村詩野、田口寛之）
楽曲提供、ゲスト参加作（栗本斉）
キリンジ論～90年代の終わりに登場した“渋谷系”の発展形（宮子和眞）