【商品詳細】
ミティラアートをモチーフにした「Mithila」シリーズ。こちらの商品は牛のデザインで、細かなラインを手作業で一つ一つ制作しております。
牛はインドやネパールを含むヒンドゥー文化では神聖視されており、豊穣、繁栄、平和、そして母性の象徴とされ、生活に欠かせない存在です。また牛は、幸福や繁栄をもたらす存在とされ、家や商売において縁起の良い象徴として扱われます。
【ミティラアート】
ミティラアートは、ネパールのビハール州のミティラ地域で発展した伝統的な絵画様式で、特に女性のアーティストによって広く行われています。このアート形式は、神話や民話、日常生活をテーマにしたカラフルで装飾的な作品が特徴です。
ミティラアートは、古くから村の家々の壁や床に描かれ、家の繁栄や幸福を願う意味を持ちます。特に結婚式や祭りの際には、特別なデザインが施されることが多く、祝福の象徴として重視されます。使用される色は、自然の顔料や植物から得たもので、鮮やかさと持続性が魅力です。
このアートスタイルは、特に「マドゥフニ」という技法が有名で、細かい線画や幾何学模様が多用されます。モチーフには、神々、動物、植物、そして日常生活のシーンが描かれ、ストーリー性を持つ作品が多いです。
近年、ミティラアートは国際的にも評価され、アート市場や展覧会で注目を浴びています。特に、現代アートとの融合や、商業的な製品への応用が進んでいます。伝統を守りながらも新しい表現を追求するアーティストたちによって、ミティラアートに新たな息吹が吹き込まれています。
ミティラアートは、ネパール文化の重要な一部であり、地域のアイデンティティや女性の創造力を象徴するものでもあります。このアート形式を通じて、伝統と現代の融合を感じることができます。
素材：シルバー925
生産国：Nepal（ネパール）