鈴木ヴァイオリン指導曲集という教則本の第5巻の付録です。出品はCD本体だけです。教則本は付きません。この指導曲集は10巻まであり、そのうち1～8巻には模範演奏とカラオケが収録されたCDが付属しています。CDの出現以前は17cm LP（コンパクト盤）が付属していました。出版された年代によってCDの演奏者が違います。いずれも門下生なのだと思います。最近のものは江口有香さんや舘ゆかりさんの、デジタル録音された演奏になっています。第5巻は舘ゆかりさんが担当されています。それに対してこのCDはスズキメソードが生んだ巨匠豊田耕児さんの演奏です。彼はベルリン放送交響楽団（現ベルリン・ドイツ交響楽団）のコンサートマスターを務めました。また、アルテュール・グリュミオー1960年代の録音の、バッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲で第二ヴァイオリンを担当しました。クラリネットのカール・ライスターをソリストに迎え、群馬交響楽団を指揮した録音も残されています。本商品は「デジタル」の文字がないので、1980年以前のものだと思いますが、録音の古さは感じさせられません。他のレーベルでの発売はないようです。スズキメソードの門下の方、指導者の方には是非聴いていただきたい、と思います。なお、現行のCDとは違ってカラオケは一部の曲だけです。教則本にありながら、このCDには収録されていない曲もあるかも知れません。現行品はカラオケも収録されていて、使い勝手がよくなっていますが、それを差し引いても聴く価値のある演奏です。値引き交渉はご遠慮ください。本体に傷はありますが、正常に再生できることを確認しました。そのため、たとえご自身の再生機で音飛びなどが発生したとしてもクレーム、返品は受け付けません。簡易のケースに入れて発送します。