【こちょうのゆめ】
〜あれが夢だったのか、
これが夢なのか〜

夢で胡蝶となり、自由に楽しく飛び回っていたが、目覚めると紛れもなく自分であった……。
胡蝶の夢は、中国の宋の思想家の荘子による説話です。

表面に木型の木目が写っているのでよく練られた良い墨であることがわかります。
国の伝統的工芸品に指定されている鈴鹿の大型胡麻油煙墨です。

油煙墨の中でも胡麻油煙は最も粒子が細かい最高峰の油煙墨です。
炭素粒子が細かく純度が高いので、黒が強く出て美しい光沢を放ちます。

烏の濡れ羽根のような漆黒の墨色。粒子が細かくなるほど黒は濃くなります。
伸びがよくニジミが非常に奇麗で、濃墨で純黒、淡墨では淡い紫色を含んだ黒になります。

最近では化学合成の膠や樹脂を使った墨が多い中、ここでは伝統工芸士によって本来の膠にこだわり、昔ながらの製法で鈴鹿墨の伝統が守られています。

この「胡蝶の夢」は45mmもの横幅があり、厚みも13mmありますので摩墨面積が広く、早い墨下りが期待できます。
また、優雅な香りが素敵です。

濃墨・淡墨とも重厚で漢字・調和体作品に適しており、品格の高い光沢のある作品作りにご使用いただけます。

墨サイズ
約90×45×13mm
外装サイズ 115×65×26mm
墨重量 約85g
定価12,000円 (税抜)の品
※新品未使用 桐箱入りです。写真が実物です。



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