ペロー童話集―付＝詩集ときは春

ペロー，シャルル　作

クラーク，ハリー　絵

荒俣 宏　訳

新書館　2010



サイズ A5判／308頁／高さ 21cm



「シンデレラ」「赤ずきん」「眠れる森の美女」… 華麗なおとぎ噺の世界を荒俣宏の新訳でおくります。



本書は、アイルランドが生んだもっとも奇想にあふれた挿絵画家、ハリー・クラークの作品を愛蔵できる瀟洒な挿絵の豪華本となる。

更にクラークの挿絵本のうちもっとも入手の難しい詩集『ときは春』から、クラークがカラー挿絵12葉を捧げた詩を選び上げ、本書に併載することにした。

この詩集は、『ペロー童話集』に2年先だって刊行された。

世紀末的な奇想にあふれた挿絵を楽しんでいただければと思う。

──荒俣宏



目次

■ペロー童話集

「赤ずきん」

「仙女」

「青ひげ」

「眠れる森の美女」

「猫先生(マスターキャット)、または長靴をはいた猫」

「シンデレラ、あるいは小さなガラスの靴」

「巻き毛のリケ」

「親指小僧」

「愚かな願いごと」

「驢馬の皮」

■ときは春

「四月」 ウィリアム・ワトソン

「ドゥーニーのヴァイオリン弾き/イニスフリーの湖島」 W・B・イェーツ

「子守歌」 サロジニ・ナイドゥ

「驢馬」 G・K・チェスタトン

「朝まだき」 ヒレア・ベロック

「海へのあこがれ」 ジョン・メイスフィールド

「船長のバラード」 E・J・ブレイディ

「アラビア/狂える王子の歌」 ウォルター・デ・ラ・メア

「羊飼い」 アリス・メネル

「死/偉大な恋人」 ルパート・ブルック

「もしほうきを持ってたら」 パトリック・R・チャルマーズ

「死せる愛国者」 ジェイムズ・エルロイ・フレッカー

「星の話」 ロバート・グレイヴス

「干潟でふと聞いたこと」 ハロルド・モンロー

「春が来る」 マーガレット・マッケンジー

「秋のお恵み」 ローズ・ファイルマン

「とっても近くで! 」 クイーニー・スコット-ホッパー

「すべてはわれの精神とその一部」 L・D・ウォルターズ

「黒と白」 H・H・アボット

■解説=『ペロー童話集』のおもしろさとハリー・クラークの挿絵 荒俣宏



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