Kマウント移行時に発売した中でも普及機に位置づけられるのが、ASAHI PENTAX KMです。1975年発売

特別な機能は一切なく、基本的にはASAHI PENTAX SPFのマウントをPKマウントに変更した標準モデルになります。

KMは非常に堅実な設計のために名前をPENTAX K-1000と改め、生産を国外に移しながら1990年代後半まで販売されるロングセラー機になりました。

レンズマウント：PENTAX Kマウント

シャッター：横走り 布幕フォーカルプレーンシャッター B、1秒～1/1000秒、シンクロ速度1/60秒

露出計：CdS受光素子、平均測光

電源：G-13酸化銀電池（SR44） x1個

発売時価格：ボディー42,500円（ブラックは3000円高）

製造元：旭光学工業

「本機の状態」

　経年使用によるスレやキズがあります。光学系にもレンズを含めて取り切れないチリや拭き傷が残りました。今まで「撮り鉄」や風景スナップ用に使っていました。使用感は有りますが実撮影には影響が出ない程度に整備をしました。モルトプレーンは交換しました。光線引きなどの不具合は無く実写確認済みです。（純正UV-F・FLキャップ付）

「注意点」

・古いカメラゆえ、幕テンション調整の関係で1/1000秒は1/500秒程度と考えて下さい。

・メーターのスイッチが無くレンズキャップを外すと測光を始めます。

電池の消耗が速いため、使わない時はレンズキャップをハメて置いて下さい。

・モルトが馴染むまで裏蓋の開閉は手を添えて丁寧に開けて下さい。

・フイルム実装で巻き上げが重くなります。特に低温時には丁寧な巻き上げを推奨します。



「作例写真」

磐越西線ばんえつ物語号と飯豊山を絡めて撮影

当麻橋梁（日出谷）、一ノ戸川橋梁（山都町）、残雪の飯豊山遠望（西会津町）

フイルム：FUJICOLOR100

レンズ：50mmf1.7、135mmf3.5

画像はフジカラーCDからデーターを落としました。色調補正などの画像処理はしておりません



本機は実用機でコレクター向けの美品ではございません。僭越ではございますが、細部にこだわる方は専門店での購入をおススメします。

日本語によるお取引のみで現状販売As is sale品です。

撮影を含め保証はございません。プロフィールを確認くださいますようお願いいたします。