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宜しくお願い致します。

錦糸を用い、打出の小槌の荘厳なイメージを表現したタフティング絵画です。

目立つ傷は無かったのですが、かなりの年代もの為、細かい傷や汚れた等があるかもしれません。
神経質な方はご遠慮下さい。


●本体
縦　　41 cm
横　　38 cm
厚み　2.5 cm

●本紙
縦　　27 cm
横　　24 cm



〜打出の小槌〜

大国主（おおくにぬし）の神と同一視されている大黒天の持ち物とされていますが、昔話で有名な『桃太郎』『一寸法師』、平家物語等では、鬼の持ち物として描かれおり、何でも願いの叶う小槌として表現される事が多いです。

その効果を描いた物語の中に、異郷から得た不思議な力をもつ道具を主題とする宝物譚(たん)があります。


異郷を訪問した男が、土産(みやげ)にと小槌をもらってきます。
これが唯の小槌てはなく、欲しい物の名を唱えて打つと、何でも出てくる魔法の小槌でした。
欲の無い男は、米と倉を出し満足します。

その様子を見ていた隣の爺が男から小槌を借りていきます。
爺は男の様に米と倉を出そうとしますが、欲深い性格であった為「米倉米倉…」と口早に唱え、何度も小槌を打つのです。
すると米と倉では無く、小さい盲人が続々と出てきて、爺を取り殺してしまいます。


何事も欲を出すと、痛い目を見るという寓話ですが、なんとも怖い話ですね。


有名な『打出の小槌』ですが、独立した話があるというよりは、童話や昔話などで、魔法の品や宝物として表現されたり、寓話として使用されている事が多い様です。