とても味わい深い古作の箱根細工の小引き出しです。
色の異なる木を薄く削り出し組み合わせるという象嵌という技法で製作されています。箱根の畑宿一帯で江戸時代末期より作られており、今でも箱根を代表する工芸品です。本品はかなり古い箱根細工の作品で、本体はケヤキ材を用いて作られています。長い時の流れで古色が付き、この小引き出しにたとえようもない風格が加わり、気の持つ魅力が一層深くなり、見る人に感動を与えてくれます。滅多に出会うことができない希少な箱根細工と言えます。

高さ 158ミリ
横幅 203ミリ
奥行 124ミリ
全体に状態は非常に良好です。

古いものですから、ご理解を頂いた上でご検討よろしくお願いいたします。