LPレコード2枚組・新品同様・帯なし

ブルックナー
交響曲第4番&第7番

カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音　1970年、ベルリン、イエス・キリスト教会

カラヤン&ベルリン・フィルが、コンビ全盛期に録音した傑作です。後年、グラモフォンに再録したものよりもカラヤンらしい華麗な演奏です。
何より、オーケストラとカラヤンの関係性が絶好調だと思わせるような夫唱婦随ぶり。遅めのテンポでドイツの深い森を逍遥する音楽に魅了されます。
特に第4番〈ロマンティック〉は、独グラモフォンへの再録音が、かなり羽目を外したエキセントリックな演奏でスタンダートとは言い難い出来ですし、このEMI盤の方が遥かに良い仕上がりと言えるでしょう。1番ホルンを吹いたザイフェルトの美音は流石です。ベーム盤でのウィンナ・ホルンの天才ベルガーの野趣溢れた吹奏と好対照をなす演奏です。
第7番も後年のベルリン・フィルとの再録音、ラスト・レコーディングとなったウィーン・フィルとの再々録音より優れた演奏だと思います。
陶酔的な美観溢れるサウンドに痺れる人も多いことでしょう。カラヤンらしい名演奏なのです。
すみません、写真にある帯は付きません。