１９９１年発行。
当時勢いのあった「教育法則化運動」（現TOSS）との関連で読まれていたと思います。
当然、分析批評のことが多く書かれています。
でも、文芸研の解釈の仕方と比べられていたり、野口芳宏先生やその他多くの先生方の実践が出ていて、いろいろ勉強になると思います。
向山実践で有名な三好達治「雪」などもそうですが、今でも教科書に出ている有名な教材のことが書かれていて、しっかり読めば参考になると思います。「スイミー」「やまなし」「走れメロス」など、短いですが考え方がわかります。
多くは教材解釈と教材分析、国語科で育てる学力にページは割かれています。
国語はいろいろな考えがあり、教材解釈、分析する力を広げるためにはよい本であると思います。

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