「私の考えるジャズ」

クインシー・ジョーンズ



クインシー・ジョーンズが、1956年9月に録音した初リーダー・アルバム。当時23才。

若き日のジャズ界の巨人たちが一堂に会する様はまさに圧巻。

アート・ファーマー、フィル・ウッズ、ベニー・ゴルソン、ミルト・ジャクソン・ポール・チェンバース、チャールス・ミンガス、ハンク・ジョーンズ・ハービー・マン．．．まだまだ凄いメンバーがたくさん参加しいる。それらのメンバーに活き活きとプレイさせている、クィンシーの手腕が凄い。クィンシーのヘッドアレンジ風の編曲は、ビッグバンドの爽快感とコンボ演奏の小粋さの両方の楽しさを凝縮させる、という離れ業を軽々と成し遂げていて、ここにはジャズのエッセンスがぎっしり詰まっている。このアルバムは、その後のクィンシーの才能の開花をまさに予言している快作。「ストックホルム・スウィートニン」他、全5曲を収録。

1957年にVerve Recordsからオリジナル・リリース。本盤は2007年Universal Music からの国内盤。



1.Walkin'

2.A Sleepin' Bee

3.Sermonette

4.Stockholm Sweetnin'

5.Evening In Paris

6.Boo's Blues



jazz・CD・1108