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◎「記憶と現在」は1956年8月ユリイカから刊行された。「大岡信詩集」(解説・寺田透)は「今日の詩人双書」第7冊として、1960年12月ユリイカから刊行された。「わが詩と真実」(解説・飯島耕一)は1962年12月思潮社から刊行された。
以上3冊が、私の既刊詩集である。思潮社から総合詩集をまとめるよう誘いを受けたとき、これまで書いた詩を洗いざらい収録することに、ためらいを感じた。ひとつには、未刊詩篇の数がかなり多くなっていたため、それらをまず単独の詩集で出したい気持ちがあったからである。しかし、私の物ぐさから、いつになったら自発的に詩集をまとめる気になるかわからない。考えた末に、未刊詩篇も含めた総合詩集をひとまず編むことにしたのがこの詩集である。(巻末 著者ノートより抜粋)

◆主要目次
⚫︎「記憶と現在 1949−1956」：夜の旅(18篇) 春のために(11篇) 証言(4編) 記憶と現在(10篇)
⚫︎「転調するラヴ・ソング 1956−1959」：(15篇)
⚫︎「わが詩と真実 1960−1962」：(10篇 附録=エッセイ風のモーローグ)
⚫︎「物語の人々 1954−1959」：(7篇)
⚫︎「声のパノラマ 1956」
⚫︎「水の生理 1960−1967」：(12篇)
⚫︎「献呈詩集 1957−1967」：(12篇)
⚫︎「わが夜のいきものたち 1961−1967」：(13篇)
⚫︎「方舟(初期詩篇) 1947−1952」：(13篇)

◉本体：縦20㌢×横12.5㌢。函付き。593頁。当時定価：¥1200
◉1968年2月15日第1刷。思潮社より発行。

★状態ー函に目立つヤケ、キズ、シミ、角部の強い傷み、背部に縦の傷み等状態は良くありません。本体(パラフィンカバー無し)表紙に気になるシミや汚れ、上下縁部の折れ、背表紙の強い凹みや折れスジと小口天地にヤケや気になるシミ、巻頭あそび紙の折れスジ、一部頁のシミや一部汚れおよび元部のシミ等強い使用感があります。線引きや書き込み無く通読に問題ありませんが、以上状態を十分ご了承のうえご購入ください。

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