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【内容紹介】

星新一や世にも奇妙の雰囲気に似た、ちょっとした日常のホラーの短編小説。団地が出てきたり、携帯電話が出てこなかったりする部分に時代を感じる。ホラーなのに、そういう現代の情報化社会の騒がしさみたいなものから切り離されているからか、どこかほのぼのとした気分になる。夜寝る前に1話ずつ読むと楽しい


都筑/道夫
1929(昭和4)年、東京都生まれ。早稲田実業高等学校中退。10代のころからさまざまなペンネームで時代小説や推理小説を発表。50年代に翻訳家に転身し、56年から早川書房で「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」日本語版の編集長を務める。61年に『やぶにらみの時計』を発表して推理作家として再デビュー。以後、多彩な分野で質の高い作品を発表。01年、自伝エッセー『推理作家の出来るまで』で第五十四回日本推理作家協会賞評論その他の部門受賞。

1957年には福島正実とともに「ハヤカワ・ファンタジイ」（1962年、「ハヤカワ・SF・シリーズ」に改称）も立ち上げた。また1958年には福島とともに講談社で「S・Fシリーズ」の企画にも当たったが、シリーズは6冊で終了となった。さらに久保書店の中田雅久にアメリカのハードボイルド専門誌MANHUNTを紹介、日本版『マンハント』創刊の水先案内人も務めた。

好きな作家としてチェスタトン、レイモンド・チャンドラー、グレアム・グリーン、久生十蘭、最も影響を受けた作家として岡本綺堂、大佛次郎、大坪砂男の名を挙げている。

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