★ASV：CRCB-164
①交響曲　第１番　ホ短調
②同　第３番　ハ長調「交響詩曲」

★ASV：CRCB-165
③交響曲　第２番　ホ短調「鐘」
④「スターリングラードの戦い」組曲
（1）ヴォルガのほとりの町
（2）侵略
（3）炎上するスターリングラード
（4）祖国防衛戦
（5）勝利へ
（6）ヴォルガに崖あり

ロリス・チェクナヴォリアン：指揮
アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団
アルトゥール・アダミアン：オルガン②
録音：1992年


ハチャトゥリアンはモスクワ大学物理数学学部生物学科に入るが、そこでの勉強にはなじめず、グネーシン音楽学校のチェロ科と掛け持ちするようになります。そのため、最年長の学生でした。その後、新しく創設された作曲科に入り、さらにモスクワ音楽院に入り、ミャスコフスキーに学んでいます。モスクワ音楽院における卒業作品が、交響曲第１番です。この曲の初演は、好評を得たそうです。

逮捕、処刑された芸術家もいたというスターリンの大粛清。 1936年にはショスタコーヴィチに対するプラウダの批判「音楽のかわりの荒唐無稽」が出て、ソ連音楽界は保守的な方向へと大きく舵を切ります。
ハチャトゥリアンにとってこの嵐の影響は比較的少なかったようで、ソ連の最も才能ある作曲家の１人とみなされるようになりました。交響曲第２番は戦時中の、第３番は戦後の作品です。

問題となるのは、映画音楽「スターリングラードの戦い」です。1948年、ハチャトゥリアンは有名な「ジダーノフ批判」の中で、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、ミャスコフスキーらとともに批判を受けました。ハチャトゥリアンも、国策に沿った曲を書いて、活路を求めたのですね。
しかしながら、ハチャトゥリアンの場合、ショスタコーヴィチのように、本気の曲と保身用の曲で明らかに作風が違うということはないようです。小生の耳が鈍いだけかな？


交響曲第１番・第３番の盤面に、傷はありません。
素人検品です。傷の見落としがあっても、ご容赦願います。

交響曲第２番の盤面に、ほんの少し傷があります。傷の捉え方には、個人差があることをご理解願います。

傷の有無にかかわらず、出品前に全曲の再生確認してあります。
問題なく、再生できます。

解説書に、汚れがあります。
写真を必ずご確認願います。

神経質な方は、購入を控えて下さい。