「惨劇のヴェール」
　訳者: 深町 眞理子

　ウェクスフォード、テロに遭う！
　後から思えば、ウェクスフォードはほんの一足違いで事件を逃したのだった。
　その同じ偶然が、娘の車に仕掛けられた爆弾でばらばらに吹き飛ばされるのから、間一髪で彼を救った。
　入院したウェクスフォードに代わって捜査の指揮をとったバーデンは、死体発見者の女性の息子を犯人とにらみ、取りつかれたように取調べを進めた。
　だがその時彼は母と子の関係の底に隠された、摩訶不思議な、同時に恐るべき影の存在に気づかなかった。
　そして事件の本当のおそろしさにも。
　ウェクスフォード・シリーズ、最大最高の長篇！

　レンデルの冷徹な筆致にはやはり恐ろしいほどの“キレ”を感じます♪
　この慄然とさせる“恐怖”の正体は？
　後世の“作家たち”にどれほどの影響を与えたのかとワタクシ勝手ながら思う次第です♪
　
　巻末 作品リストの一ページにチェックの小さな赤マルが10箇所あります（写真確認ください）が、
　そのほかは、古書レベルとしての本の状態は概ね良好かと♪