ロジェストヴェンスキー／『鼻』＆『賭博者』

ロジェヴェンがバリバリに過激だった頃に録音されたショスタコーヴィチ初期の傑作オペラ『賭博師』と『鼻』を収録。前者は世界初録音。両作品とも若き日のショスタコーヴィチならではの意欲と躍動感に満ちた傑作ですが、ここまで面白く楽しめるのは、ロジェストヴェンスキーの力量あってのことでしょう。とりわけ『鼻』はシニカルで不条理なおかしさを、ユーモラスかつ攻撃的に描いた表現が見事で、間奏曲の凄まじさには驚くばかりです。

ショスタコーヴィチ：
・歌劇『賭博者』 op.63
ウラディーミル・リバセンコ（バス）
ウラディーミル・タルホフ（テノール）
ワレリー・ベリフ（バス）
ニコライ・クルペ（バス）
アショト・サルキソフ（バス）
ヤロスラフ・ラディヴォニク（バリトン）、他

レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー（指揮）
録音：1978年(ステレオ)

・歌劇『鼻』 op.15
エドゥアルト・アキモフ（バリトン）
ワレリー・ベリフ（バス）
ニーナ・サスロワ（ソプラノ）
ボリス・タルホフ（カウンターテノール）
ボリス・ドルジーニン（テノール）
アレクサンドル・ロモノソフ（テノール）
イーゴリ・パラモン（バス＝バリトン）
ワレリー・ソロヴャノフ（バス）
リュドミラ・ソコレンコ（ソプラノ）
アショト・サルキソフ（バス）
アレクサンドル・ブライム（テノール）
リュドミラ・サペギナ（メゾ・ゾプラノ）
リュドミラ・ウコロワ（ソプラノ）
ニーナ・ヤコヴレフ（ソプラノ）

モスクワ・シアター・オペラ管弦楽団＆合唱団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー（指揮）
録音：1975年(ステレオ)