経年のスレやシミはありますが、29年前の本にしては状態は悪くないと思います。本の背の部分にはスレが目立ちますが、読むのには支障はないのではないでしょうか。　





黒豆が体にいいことは昔からよく知られていました。咳が出る、のどが痛いなどのかぜの初期症状で悩んでいると、黒豆の煮汁を飲みなさいと言われた方が多いのではないでしょうか。

『わたしの健康』では、「黒豆」の持つさまざまな薬効と体験談をご紹介しました。血行を促進する効果などから冷え症が改善されたり、体に滞った余分な水分を排泄する効果からダイエットに成功したりと、じつにさまざまな効果を黒豆は持っています。それは体に無理のない健康法であることから大評判を呼びました。

　最近になってまた黒豆が「黒豆酒」という形で脚光を浴びています。黒豆本来の働きと日本酒の持っている力の相乗効果、誰にでもすぐに始めることができることから「黒豆酒」を始める方が急速に増えているようです。『わたしの健康』の読者の方からも、「黒豆酒を飲んだら膝の痛みがすぐに消えた」「しつこい耳鳴りが黒豆酒を飲み始めてからなくなった」というお手紙をたくさんいただきました。そんな体験者の方たちとお話をするうち、確かに「黒豆酒」が効いている、と確信するとともに、「黒豆酒」を飲んでいる方たちの中でも、よく効いてしかもおいしい「黒豆酒」の作り方について、そして薬効をそこなわない飲み方については、まだまだ知識が不足していることを痛感しました。　そこで「黒豆酒」をあらゆる面から取材をし直し、より完全な形でご紹介するためにこの１冊をまとめました。より健康的で快適な生活を送るためにこの本をどうぞお役立てください。

『わたしの健康』編集部