バウハウスの著名な教育者であるヨハネス・イッテンによる『造形芸術の基礎 - バウハウスにおける基礎教育』です。原題はMein Vorkurs am Bauhaus: Gestaltungs- und Formenlehre " 1970年9月30日に初版が発行され、その後1976年7月20日に7版が発行されました。発行元は美術出版社です。



バウハウスといえば、20世紀のデザインと建築を新たにした伝説の学校。 その教育の根幹をなしたのが、ヨハネス・イッテンによる「授業」だった。学生の感性と創造性を根本から育てることに注目を置いていた。本書は、その授業のエッセンスをまとめた、「造形の哲学」とも言うべき一冊である。



本書には、イッテンの授業で行われた実験的な演習、形態・色彩の研究、そして創造の本質に関する深い洞察が詰め込まれている。偶然の美、それらすべてが、バウハウスの教育理念の一端を示している。学生たちは、素材や技法を自由に探求しながら、自らの内なる創造性を開花させることを求められた。



ページをめくると、イッテンの指導のもとで生まれた作品たちが並ぶ。繊細な線のリズム、感覚的なドローイング、無数の顔がひしめく群衆の絵。問いかけた試みだった。ッテンは、「形を学ぶことは、世界を新たな視点で見ること」と学生たちに説き、一人ひとりの表現を尊重しながら指導を行った。その哲学は、後のデザイン教育に多大な影響を与えられ、今なお世界中の美術教育に根付いている。



出版の背景

この本は、バウハウスの教育メソッド体系をそのまま記録し、次世代に伝えるために編まれました。バウハウスの理念が詰まった本書は、デザイナーやアーティスト、教育者にとって今尚貴重な学びの本である。



ポイント

バウハウスの教育を考える：デザインの基礎を学びたい人、バウハウスの哲学を知りたい人に最適な一冊。

希少価値の高い日本語訳：1970年初版、1976年七版と歴史ある版で現存するものは少なく、コレクターズアイテムとしても価値がある。

デザイン教育の原点：現代のデザイン教育に影響を与えた重要な書籍で、デザイナーや美術関係者には必携の書。



●梱包については、防水も兼ねてプチプチを使用します。

※傷や汚れの具合いなどの判断には個人差がありますので写真でよく確認してください。