貴重◆「倭漢朗詠集（和漢朗詠集）」コロタイプ印刷影印 2冊帙入り◆書道


商品説明

現在は宮内庁に所蔵され、その装丁の体裁から
粘葉本和漢朗詠集と呼ばれる『倭漢朗詠集（和漢朗詠集）』です。

和様の書道の頂点ともされ現在でも臨書などに珍重される書物です。

出品は東京の清雅堂が手掛けたコロタイプ印刷の影印複製本です。
原本より拡大しており、文字が大きく見やすくなっています。


コロタイプはガラスを製版に用い、元本を忠実に美しく再現できる
印刷方法として、かつてはこのような書道本や高級美術印刷に用いられた様式ですが、現在では手間やコストの点で数社を除いてほとんど絶滅に近い印刷です。

今となっては過去の書籍がコロタイプで印刷されたかどうかも
わかりにくいのですが、この書籍はコロタイプと明記してあり、コロタイプ印刷であることがはっきりとわかる点でも貴重なお品です。


書道のお手本としては今ではカラー印刷が普通ですが、
墨色の美しさからこのコロタイプを現在でもこよなく愛する方々が多い様式でもあります。


昭和40年(1965年)の初版です。
この時は定価ぎ3500円でしたが、
10年ほどのちの51年（1976年）には、
1万4千円にもなったものです。


本来は本体2冊に、釈文の冊子が付録しています。


上巻に糊の剥がれがありますため、
お安く出品いたします。

この本の特徴でもありますが、
製本を裏に印刷のない折本にしており、

その点で裏から光を当てて、敷き写しが
できます。

上巻はその目的であえて装丁をばらしたのですね。
ページは全て揃っており、これから他の部分も
同様にバラして、敷き写しにお使いいただける方には
お買い得と思います。


倭漢朗詠集を臨書したい方にぜひどうぞ。


注意事項

書道のお手本のよくある、2面で見開きにできる体裁で
綴じてあります(画像）。


全体がしっかりした布張りの帙に収納されています。

上巻で数箇所糊を剥がしてバラしてあります。
下巻は元の製本のままです。

上巻のバラした部分にシミや墨の付着、汚れなどあります(画像）。
下巻は普通に綺麗です。

以上、状態のご了承をいただける方のお求めをお願いいたします。