「発達障害児を育てるということ」
柴田哲 / 柴田コウ
定価: ￥ 1059

#柴田哲 #柴田コウ #本 #社会／一般

本書は、軽度の自閉症児の生活を綴った「学術的子育てエッセイ」である。筆者である父は、発達心理学を専門とする大学教授。
そして共著者である母は、乳幼児の発達や障害を中心とした臨床の現場で心理の仕事をしている臨床心理士／公認心理師。
この発達の専門家夫妻の三男・ヨウは、障害者としては扱ってもらえないけれど、周囲の配慮や支援がないと他の子と同じようにはやっていけない程度の「軽い」発達障害がある。
障害の軽さゆえに手厚い福祉サービスは受けられず、普通の子と同じフィールドで暮らすがゆえに直面するさまざまな出来事や教育現場の問題について、発達や障害の専門家視点と、子育てする親の当事者視点を行き来しながら、ユーモアを交えて鋭く綴る。

目次

まえがき　障害と普通のスキマ
第1章　[3人目の男の子]　かわいすぎる赤ちゃん
第2章　[イギリスの保育園]　自閉症の兆候
第3章　[就学前]　自閉症への取り組み
第4章　[小学校入学]　発達障害児と勉強
第5章　[小学校中学年]　漢字がわからない！
第6章　[小学校高学年]　知的障害がない!?
第7章　[とうとう中学生]　定期試験と進学
あとがき

※帯に少しキズがあります(最終写真参照)