作品は備長炭から研ぎ出した厚さ約1.5ミリのプレートとローズウッドのブロックを加工し組み上げたシェルです。
紫檀は十数年前に頂いた壊れた三味線の竿の部分で、おそらく40年以上経過した物で弦の面の長年使用した艶(漆塗り？)を活かし作り上げました。
備長炭と紫檀との接合部は接合材が緩衝しないよう最小限の量ですむようにギリギリのはめ合いにし、一体感を確保する為に深い差し込みと丸棒での3箇所を押し込み圧接をしました。
備長炭をカートリッジと指掛けで挟み込み備長炭だけの部分を短くしネジレ強度を確保する事で良い結果が出たので103に合わせた指掛けも作り試聴、非常に良い結果を得て満足しています。
構造上使用できるカートリッジに長さの制限が有ります。　
最後の写真に備長炭の厚さ1ミリの作品があります。1ミリでもシェルとして十分な強度を確保出来ますが安心して使用して頂ける物として出品作品は1.5ミリ以上としています．備長炭は1000℃を超える釜の中で耐え残った物で構成され多孔質、不揃いのハニカム構造で軽いが硬く圧縮には特に強く使用環境の中で伸び縮みネジレ等の変形は考えづらく天然素材のセラミック、シェルには最適な材料と思い取り組んでいます.

備長炭はガラスコップ同様に硬いものの上に落とせば破れる、当たれば欠けますがコップ同様に通常使用では問題ありません。
私も製作過程で工具が滑り傷ついた物や手が滑り落として欠けてしまった物を10年来使用してますが壊れたことは一度もありません。

不明の点はお気軽に問い合わせ下さい。　


* 備長炭は硬い物の上に落とせば壊れます、当たれば掛けます。
* このシェルを使って他の器材等に損害を与えた場合でもその賠償及び対応は出来ません。
* 申し訳ありませんが値引き対応は出来ません。
* お届けはメルカリ便ネコポスです。